THKリズムの未来創りを担いアイデアをカタチにできる喜び

牧野 匡吾 KYOGO MAKINO

技術本部 第一技術グループ 2006年入社

これまでのキャリア
製品設計(5年間) 自動車関連会社ゲストエンジニア(1年間) 製品開発(1年間)企画(現職・今年で2年目)

牧野 匡吾 KYOGO MAKINO

技術本部 第一技術グループ 2006年入社

これまでのキャリア
製品設計(5年間) 自動車関連会社ゲストエンジニア(1年間) 製品開発(1年間)企画(現職・今年で2年目)

10年先のクルマの未来に貢献する仕事

自動車業界のトレンドを見極めながら、当社がどういう製品を世に送り出すか、どういう方向性で開発を進めていくか、つまり「将来的にどんな製品が求められるか」を考える仕事をしています。簡単に言うと、実際に設計に入る前の企画段階の業務です。クルマ好きな人は、未来のクルマとその製品を考える仕事と聞くだけで、ワクワクするのではないでしょうか。
THKリズムが長年培ってきた技術力をどう活かすか、そのベクトルを委ねられているわけですから、責任とやりがいは大きいです。的確に時代の動向を捉えなければなりません。僕がまず気を使っているのは、情報収集です。雑誌やインターネットからだけでなく東京ビッグサイトなどで開かれるモーターショーやいろいろな展示会に足を運んだり、講演に参加したりして情報を集めています。

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今の重要なトレンドは、やはり「環境対応」だと思います。これからの自動車は、CO2排出量をさらに減らしていくことが求められているので、私たちは部品を軽量化するなどして貢献していく必要があります。また、近年の国内自動車販売台数が伸び悩んでいることや、グローバル競争が激化しているこを考慮すると、コスト面にも気を配る必要があります。それらのことから、今の市場に求められているのは「より軽量でリーズナブル、かつ高品質な製品だ」というふうに考えていくわけです。

1年くらい前に「こういうのはどうだろう」と企画した案件の試作品が、つい先日ようやくカタチになりました。まだこれから実験・評価を繰り返して、きちんとした製品になるのが3、4年後。それからお客様にプレゼンして、さらにブラッシュアップして、一般のユーザーが目にするのは10年後くらいかもしれません。世間で「新製品」と呼ばれるものは、実は誰かが10年前に考えたものなんです。THKリズムは、その「誰か」になれる可能性がある。僕はもともと自動車に興味があったので、まさしく「好き」を仕事にしていると言えるかもしれません。苦労もありますが、毎日が充実しています。
この仕事をする上での大きな喜びは、やはり自分の携わっていた部品を使った車が、世の中に出ていくことです。例えば、プレスリリースでの新車発表。それまではアルファベットと数字を組み合わせた開発記号で呼んでいた製品が、誰もが知る有名な車の一部として登場するときは、他では決して感じることのできない喜びがあります。

多様な経験ができる環境
より良い技術者を目指して

僕がTHKリズムに入社したのは、学生時代に「全日本学生フォーミュラ大会」に参加したことがきっかけでした。学生がチームを組んで1台のフォーミュラカーを作り、企画やマーケティングから実際の設計・製作まで、モノづくりの総合的な力を競う大会なのですが、僕はそこで自動車の魅力を再確認したんです。それで自動車関連の企業に就職しようと気持ちを固め、地元浜松の企業であるTHKリズムを選びました。電気自動車の登場などで、部品業界の将来もいろいろと議論されていますが、THKリズムの主力製品である足回り部品は、それこそタイヤがなくならない限り必要なものですし、将来性も心配しませんでした。入社して4カ月、生産ラインでの研修を終え、製品設計に5年ほど携わりました。当社の先輩社員は、基本的に皆さん優しい方なのですが、仕事には厳しい方が多いので、しっかり鍛えられましたね(笑)。

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基本的に当社では、ずっと同じではなく、いろいろなことを経験できます。自動車部品の開発段階から量産まで見ることができ、とことん自動車に関われるので、クルマ好きの方にはうってつけの会社ですね。どんな仕事でもしんどいことはありますが、好きなことだったら乗り越えられますから。スキルや知識もそうですが、THKリズムに入社してから、仕事に向き合う姿勢や人への接し方を多く学んだ気がします。この仕事はいくら頑張っても、自分一人の思いだけではできません。一つの製品を立ち上げるために、お客様や社内の関係部署、海外拠点とも調整しながらやっていかなければならない。コミュニケーションの大切さを学びましたし、それを教えてくれた先輩や上司、会社には感謝しています。今後の目標は、今より良い技術者になることです。自分の仕事の成果が業界や社内のスタンダードになったり、後世に残るようなものを作りたいですね。満足することなく、常に上を目指していきたいです。
学生の皆さんに伝えたいのは、就職活動は自分を見つめ直す絶好の機会だということ。自分の長所や短所を考えて書き出すことなんて、普段の生活ではまずありえない。自分も就職活動をしている時が、一番自分と向き合っていた時期なのかなと思います。悔いのないように一生懸命、就職活動に励んでください。

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1日のスケジュール

8:00
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  • 始業
  • 朝のミーティング
  • メールチェック

9:00
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  • 打合せの準備
  • 試作品の図面作成(CAD)

12:20
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  • 昼食

13:20
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  • 打合せ(進捗状況を上司に報告、今後の方針)
  • 打合せ内容まとめ(課題の抽出と、対応策の検討)

16:30
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  • 翌日の試作品作成準備
  • 試作品の図面作成(CAD)

19:00
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  • 退社